真夏/真夜中のラブレター
宇都宮という土地は好きではないけど、1つだけ東京に比べて好きなのは、雨と雷だ。実家に帰った時に雨や雷に出会わないと少しさみしい。
私にとっての雨の定義*1は大粒の冷たいそれがぼたぼたと勢いよく降り注ぐ、宇都宮で味わう雨の醍醐味そのものだ。潔くて、すがすがしい気分になる。
雨が降った時のにおいも好きだ。土や草が水の力によって潤っていくことで放つにおい。生命のにおい。心が穏やかになる。
雷は潔い。どこからともなくゴロゴロとやってきて、ピシャーンと落ち、何事も無かったかのように去っていく。東京の軟弱なそれとは比べものにならない。
私は多分宇都宮の激しくも凛としたたたずまいの雨や雷に、何か醜いものを洗い流してくれるような力を感じているのかもしれない。あの日の後悔や嫉妬、悲しみ。わたしのネガティブなところを帳消しにしてもらいたくてあがいてるんだ。
でも困るのは、カミナリが鳴るとパソコンができなくなるのね。困るのね。だから今は慣れない携帯でやってるんすよ。親指と人差し指なら後者の方が使いやすいから嫌なのよこれがまた*2。
つーかこんなことを恥ずかしげもなく書かせてしまうのは真夏の夜のせいですね。おやすみなさい。