@名古屋

 つくづく自分の耳が新しいバンドの音を聴く度に「あー○○の曲に似てるー」とか、そっちに流れちゃってることが嫌です。その人たちなりの良さがきっとあるはずなのにね。
 あーでもビアンコネロは面白かった(音もMCも)。3人ギター(アルフィー?!違うけど)+奇抜な格好した何でも屋チックな人(ヘルマンのウルフがもっと万能になった感じ)っていう構成が特殊だった上に、みんな結構声がよかったし。演奏もOK。MCウケるし。ベリテン@VOGUEに来るみたいですね。宇都宮の方は要チェック☆
 まぁとにもかくにもFabなんですけど(笑)出番はトリの1つ前。最初とかじゃなくて良かったよ・・・。今日はなんと5人編成だったのです。社長和田氏高橋君オクちゃんマッキーって(勝手にフレンドリーに呼んでてごめんなさい)。びびりました。
 一言で言うならば、なんか、大御所*1っぽかった(笑)いつも観てるライブハウスよりすこし大きかったからかもしれない。視覚的にも、もちろん音的にも。音の厚みというか、貫禄がすごくあって。
 だから「albino」以降の曲がすごく生きてて、良かった。「最後の晩餐」とかすげー良かったもん。逆に遠距離恋愛とかエブリのような曲は、ぶっちゃけ前のキレのいい若者の疾走感みたいな感じの演奏がいいと(個人的には)思うので、そこをこれからどうやっていくのかなって気になった(余計なお世話ですが)。結構ドラムが変わってかなりそういうふうに思えたので、もう一人のサポートの方はどんな感じなんだろう?と気になりました。
 もっと気負った感じで出てくるのかと思ってましたが、自然で、音を楽しむっていうあたりまえのようで忘れてしまいそうな雰囲気が出ていて、観ているこっちも幸せになれました。こういうのいいね。
 そいや、限定CDが出たのです*2。前日作ったらしいよ。「ダンスナンバー」という、ほんとに、まぁ、そのまんまベタなディスコちっくな。ずんちゃずんちゃてやつですね。
 こういう曲調のってトライセラの「FEVER」とかあとは昨日サウンドスケジュールがやってたような感じの曲だとか、下手にアンセム感を狙う人々が多い*3なか、Fabは見事に(いい意味で)期待を裏切ってくれてて、よかった。CDにも書いてあった“ワルノリ”感がほんとにそのまま生かされた、ちょっと軽チャー(by『メロン牧場電気グルーヴ)な感じ。でもFabの職人ぽいところもメロディやギターのフレーズにはきちんとあり。なんか音の雰囲気も昔懐かしい感じで、それはそれで最近あんまりいない感じだからいいかなーと。

 とりあえず写真なんか撮ってみたんですけど、一番肝心なところは載せませんでした(笑)突っ込みどころ満載なので。ごめんね自己満で。

セットリスト(間違ってたらごめん)
首都高〜革命ライター
エブリ
最後の晩餐
遠距離恋愛
シリウス

*1:私がイメージする大御所のライブっていうのは、音源とライブの音の作りは別物であって、ライブでは音が全体的に、もわーっと(この表現適切じゃないと思うんだけど、ごめん)ほんわか、あたたかく円を書くような感じなんですね。そういうこと。うまく言えないんだけど。個人的にはとても苦手な、渋谷AXの通常のもどかしい音響がいい感じにこけたような雰囲気。今回のFabの場合はライブと音源の作り諸々ってとこは外した上での音の雰囲気の問題

*2:ライブ後物販がすげーことになってた。初売りなどの知恵で人混み慣れてるんで楽勝でしたがね(笑)

*3:サウスケ好きなひとごめんなさい。「FEVER」は大好きだけどね。