歓びの種(ミーハーヲタは帰れ)

歓びの種

歓びの種

 人生なんて与えられたものだ。自分から生まれたいと思って生まれてきたんじゃない。なら大きな流れに流されて生きていくのも悪くないんじゃない?
 ここんとこずーっと言ってたような気がする。嬉しいことも悲しいこともなんとなく飽和してることも、しょうがない、って言っちゃだめなんだけど、流れに逆らうな。それを感じられるなら精一杯感じろ。みたいなさ。歌詞やら曲やらはほんと素晴らしい。大好きだ。
 でもさーこの曲、彼女の声の心地よくないところが多々あるんですよ。フラットしてるというか、不安定というか。ここんとこ「JOY」のライブバージョン*1を聴いてたことや、JAM活動休止あたりから歌を歌う人としてそういうところをすごく大事にしていたイメージが強かったことで、この人の歌は半端ないと思っていただけにちょっとショックだった。だからあえてこの歌声を持ってきた意味ってのを一生懸命考えてしまったんだけど、まぁ、1つしかないですよね。彼女もよっぽどこの歌に救いを求めているんだろうなーっていう。これだからこそこの曲の威力が増すって思ったんだろうなー*2
 逆らうことができなくて、流されていくしかできないこともあるってことを自覚せざるを得ない目の前の事実を突き付けられた時の曲。だからこそ、もうちょっとどうにかならなかったかなぁってのがすごく強い。きついだろうけど。だって、いたいんだもん。聴けば聴くほど。いい曲だから故にこの痛さは辛い。

*1:ドラマチック」に入ってるやつですね。着うたフルでタダでダウンロードできたんでよく聴いてました

*2:それか、制作期間そんなになかったとか