LOVE EXERCISE
- 作者: 桜井亜美
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2005/03
- メディア: 単行本
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多分8割方は「わたしには関係ない話だから〓おもしろいじゃん!」と笑いとばせるのだが、1コか2コ、がっつり自分に当てはまる項目がありますよ女子どもよ。わたしもあったけどどこかは絶対教えない*1。
とまぁ最初は「恋愛」のこと考えて読んでたんだけど、ここに出てくる「勝つ恋」ガール*2ってのは読めば読むほどフェミニズム的なものががちらちらして、うーんなんともたまらないです。アミはこの本の中で一貫して男に依存せず、最終的には女性優位の恋愛をしろって言ってるような気がしてなりません。変な、固定された女性のイメージを打破するべくみたいな思想がここにはあり、それがフェミニズム的だなと。
つーか小説の書き方はこの人独特だけど(例えで小説の半分以上は占められてる、意味のあるようなないような記述が多いところ)エッセイは普通かも。まぁ相変わらず素敵な比喩は出してくれますが(笑)
でも納得するところも少しあった。受け身じゃなく自分からいけってことはかなり賛成だし、そうなりたいと思っていたところだった。きっと桜井亜美は今まで報われない子やひねくれた子の恋愛小説ばかり書いていて、読者がそれに流されて「わたしの恋うまくいかないんです〓」みたいなメールを読むのが苦しくなったんじゃないかとも思えてならない。
あとは(おおた)うにの絵が雑でちょっと嫌だった。