GRAPEVINEが大変なことになっている件

　今まで文句ばっかり言ってますよわたし。いつ後ろから熱心なファンの方に刺されるかしらとか思うくらいえげつない感想ばかり言ってしまうので、正直レポとか書くの嫌いです*1。でも今回はどうしても書かずにはいられません。今年に関してはクラブサーキットも2回行って、アラバキ、そして昨日のJ-WAVEライブ。クラブサーキットは正直あんまり楽しめなかったのであえて書かなかったしアラバキは滅茶苦茶良かったけど、これで良いのが終わっちゃ悲しすぎるからと思ってさらりと書いたんですけど、昨日のライブで、確信しました。もうこれは腹くくっていいかもしれねえなと。『CORE』はとんでもない曲です。

CORE/Wants

　『CORE』は、グレイプの中でとっても大事な曲だと私は思います。決して、派手でもなくポップでもない。だからといってお涙ちょうだいバラードでもないので、オリコントップ10に入る感じではない（失礼）、一見世間には受け入れられにくいタイプの曲でしょう。よくこの曲をシングルで切ったなぁと。でも、これが今のグレイプのすごさを見せつけている曲なので、シングルになるってことはとても嬉しいし最高なことだと思います。
　ここ何作か、グレイプのアルバムには黒い渦が見えるような雰囲気の曲（それはツアーのセットで核になる曲）が必ずあるんですけど*2、それらのいいところが結集し、曲の純度がさらに増してるけど真っ白にも真っ黒にも見える、もう完成しちゃってるんじゃないの？とまで言える曲がこれです*3。
　あんまりいいので、もうアルバムにはいれば十分だわと思ってたんですけどシングルですよちょっと。しかもA面で。PVまであるんですよちょっともう。大変ですよちょっともうなんなのこれ。どっかのおばちゃんみたいになってしまったんですけども。すんません。
　個人的に、グレイプに関しては最初の頃で沸点高い感じを使い切ってしまったかと10年弱思っていたのですが（苦笑）、この曲を聴けば聴くほど、ほんと、埋もれるのは勿体無いから聴いてくれと切実に願います。こんなん音楽好きになってから、初めてに等しい。少なくとも私のように退屈の花とか初期は結構好きだったけど今はねーとか言ってる自称音楽リスナーの人には一回これきいてぶったまげてほしい。こんなことになってんの？と。
ようつべアップされてた。ありがとうございます。

とにかく、聴け。あと、ライブ*4。

ムック GRAPEVINE/NAKED BOOK (リットーミュージック・ムック)

ちなみに懐かしかったので、載せてみた。おいらの稚拙な感想が、ひっそりと。恥だけども、今日は浮かれているのであえて。

*1:主観混じりまくりなものを曝け出すのは嫌いだし、セットリストとか結構間違ってることがあるので（笑）

*2:d e racin eではKINGDOM COME。イデアの水槽は豚の皿。From a smalltownはしぼれない。スレドニのときもあればインダストリアルやFORGEMASTERにも感じられたから

*3:いやもっと超えていってほしいんですけど、正直かっこよすぎたので、ここまで言っちゃうよ

*4:ライブは音源より確実にとんでもないことになってるので