今日の2枚

Dear・・・

Dear・・・

Process

Process

 どんな音楽が好きですか?と聞かれると、「日本のマイナーなギターがジャーンとかいってる、けどポップな感じのバンドが好きです」とよく曖昧な答えを返すのですが、最初からそっちの方向に行っていたわけではなくて、中学の時はヒットチャートがお友達で、特に女の子のアイドル(←ここポイント)がどんなキャラ出しをしてどういう風に売れていくかみたいなことを考えることが好きでした。生意気な中高生だ。
 dream(というか松室麻衣ちゃん)も普通のアイドルっぽいですが、私の中では別格で(3人の時のみ)。
きっかけは今は辞めてしまったメンバーの松室麻衣ちゃんが私と生年月日が一緒で、なんだか親近感を持ったことからでした。そしてたまたま聞いてたdreamのオールナイトニッポンで私たちはアイドルではなくてアーティストなんだってやたら主張してて、最初は「えっ・・・勘違いも甚だしいぞこいつら」と思ってたらば(すみません)麻衣ちゃんが自分の複雑な生い立ちを語りだし、そんな自分だからこそ表現するみたいなことを(ごめんここいらいい加減)語りだし、ノックアウトされちゃったんですな。
彼女が誰もが抱える孤独感を人一倍感じてそれを表現しているところに惹かれたのでしょう。生まれてから十数年自分の大事な居場所はなくて、本当の孤独の意味を悟らなければいけなかった同い年の女の子がdreamという居場所を見つけて、そこで表現をしていくということが、文章を書くことで自分のアイデンティティを求めるおろかな高校生の自分と重なっていたのでしょう。まんまとエイベックスの策略にはまったのかもしれませんが、アイドルじゃなくて「アーティストとしての松室麻衣のファン」になったのでした。
麻衣ちゃんの書いてた歌詞は、この年代の女の子の中ではかなり特出した、孤独とかさみしさとかそこから出てくる強さ、母性っぽいところとか、色んな感情が全部ある歌詞なんです。

必要とされることと 都合のイイものは違うから(‘カトレア’)

とか、もう泣きました。ほんと。
メロディもエイベックスっぽい感じなんですがちゃんと起承転結のある歌謡曲ポップなので、前述したSPEEDなんかと近い空気があるという(これもドリヲタの人は怒るだろうなぁすみません)。
同じ年の中ではずば抜けた才能の持ち主だと思うので一日も早い復活を待っています。