落ち込みの回路

 自分が落ちていく時の回路が形式化できたらどれだけ楽なんだろう?
 中学生の頃は、些細なことの積み重ねが、また些細な理由でがらがらと音をたてて崩れていった時に涙を抑える決潰は崩壊し、誰の前でも構わず泣いていた*1。バスの中で人が見てるのにも関わらず、声をあげて泣いたこともあった。それほどまでに感情をまき散らす、困ったちゃんだった。今はすぐ泣きはしないけど、堪えてしまって、変なところで様子がおかしくなってしまったり、未だに違う意味の困ったちゃんだ。だからこそ、分かりたい。
 まず、落ち込む原因が「自分自身」にあるのか?それとも「他人」にあるのか?自問自答するのか、他人の言動行動等に悩むのか。
 そしてその回路の経過、それに気付く時(タイミング)。

  1. 原因すらわからない時(辛いけど意地でも理由をほじくりださなければいけない)
  2. 原因はわかってるんだけど答えが見えない時(答えを探るしかない)
  3. 原因もわかってて答えも見えてるのに行動できなかったり、成す術がない時(なにかするしかない)
  4. 原因わかって答え見えて行動したのにそれでも違う時(吹っ切って次にいくしかない)

 更に上の1〓4は同じだとしても、そうなった時の自分の表現の仕方でもその先は違うだろう。「泣く」とか、「泣くこともできずに呆然とする」か、「加えて引きつり笑いがでてくる」か。「記憶すらない」っていう選択肢もある。
 もしかしたら「原因」なんてもんじゃなくて「根本にはびこる何か」っていうもっと大きなものなのかもしれないし。例えば原因が世界とか。一度超えたとしても延々悩まなきゃいけないかもしれない。それは結局自分がそれを受け止めて変わっていく心がなければいけないんだろう。
 結局落ちていく時っていうのは自分が変わっていくチャンスなんだろう。変わらないことなんてないのかもしれないけど、実際自分が生きていて自分の嫌だなぁと思うところはずっと変わらないで心を巣食っていたり、気付かないフリをしていたりする*2
 ピンチはチャンス!!そう思える心は少しずつ育ってきている。けれども人はできるだけ辛いところを避けて通りたくなるものだ。辛いことウェルカム!と言える人はなかなかいないでしょう。
 わたしはそうなりたいとは思うけど、最初から強いからどうとか〓って言える人は8割方信じられないな。できるだけ、辛くないほうがいいけど、でももし受け止めなきゃいけないんだったら逃げないで立ち向かうしかないのかな。逃げても、いいことないしね。また同じことで落ちるしかないのなら、落ちるところまで落ちてからはい上がってやる。あたしは弱くて強い*3のだ

*1:未だにしょっちゅう泣きます、私

*2:これが逃げだというのなら世知辛い(なんか林檎っぽいなぁ)なぁ

*3:『MIRACLE NIGHT DIVING』JAMより